24時間テレビ 愛は地球を救う
24時間テレビにはアンチ派がいるらしい。
ネットで調べてみると、たしかにアンチ派は多いようだ。
理由としては
・愛は地球を救うのではなく、愛はテレビ局を救う、愛は芸能人を救うのではないか
・出演している芸能人に払うギャラを募金するべき
・番組制作費をすべて募金するべき
・偽善
・マラソンの意味がわからない
など色々ある。
なるほど、たしかに思い当たる節がある。
でも本当にこの番組は儲ける手口なのか、偽善なのか、意味のないものなのか。
24時間テレビの募金額を調べるのが手っ取り早いので調べてみた。
30年間番組を続けて
『261億6,474万7,249円』(番組1回で約8.7億円募金が集まる)
募金が集まっているらしい。
結構すごい。
この番組がなかったら261億円分どこかで誰かが困ってたのかもしれないと思うとやはり良い番組なのかも。
ちょっと介護の話をすると
老人介護施設の入居料が高いことが問題になっているようで。(入会手続きに数百万~、さらに月20~30万円)
しかし、介護に疲れて自殺してしまうひとが存在している現状を考えると、そのような激務を他人に任せるわけですから、現在の介護施設の相場はそこまでおかしくないかもしれません。
まじめに介護しようとすれば従業員にも強い精神力と体力、誠実な人間性が求められる。これだけそろっていたら技術やスキル云々以前に一流ですよね。
しかしそうだからといって老人介護施設の利用料が高額のままでいい訳ではない。
普通ならここで国が援助しなければならないが、それにはまだまだ対応しきれていない。
利用料を安くするためには人件費を削る
↓
従業員が苦しい
逆に
従業員の給料を上げる
↓
介護施設の利用料があがってしまう
ドツボ。
その点24時間テレビは、
仮にテレビ局が儲かっているとすれば、
テレビ局が潤う
芸能人が潤う
募金も潤う
とみんな幸せになれます。
福祉事業を儲かる形でビジネスとして続けている成功例といえるかも?
こう考えると、先ほど述べたテレビ局が儲かっているとすればという仮定は、事実であってほしい。
身を削らなくてもできる大規模な福祉事業と考えれば、すばらしいことではないだろうか。
これだけ成果をあげても24時間テレビが批判されるのは
日本人の感覚にボランティア=福祉・介護であるべき、というイメージが原因なのかもしれません。
福祉活動で儲けるのはおかしい、偽善だ、と解釈されてしまう。
テレビ局と芸能人が儲けて福祉活動を行う=偽善。
きっと極端な話 タダでやれっておもっちゃうんでしょう。
でもそれでどこかで助かっている人がいれば、この番組を否定することはできないんじゃないかしら。
別に批判しているひとに迷惑かけてないし、見なければいいわけだし。
と、ここ10年間24時間テレビを批判し続けていた俺の考えがちょっと変わったってはなし。
でも今年もこの番組はみない。
あと10年すれば100kmマラソンもすばらしいことだと思える日がくるのかしら(笑)
PR